特集 第71回日本臨床眼科学会講演集[1]
Special Interest Group Meeting(SIG)報告
日本眼科アレルギー研究会
福島 敦樹
1
1高知大学医学部眼科学講座
pp.424-426
発行日 2018年3月15日
Published Date 2018/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212631
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はじめに
2017年10月12日午後5時35分から午後7時5分まで,日本眼科アレルギー研究会主催のSIGが開催された。
眼科領域のアレルギー疾患患者数は年々増加傾向にある。アレルギー疾患について,その病因や治療法,または環境因子を含めた予防法などを検討することにより,患者の生活状態の改善を目標に眼科アレルギー研究会は活動してきた。さらには,結果を文書または冊子にして,広く眼科医に啓発することを目標としている。アレルギー疾患は即時相と遅発相に分けて考えることが一般的であるが,今回は遅発相の代表疾患であるアトピー性角結膜炎(atopic keratoconjunctivitis:AKC)にテーマを絞り検討することとした。昨今,アトピー患者は増加しており,その合併症と診断から治療までの検討は,皮膚科や小児科を中心に進んでいる。このような現状を踏まえ,「アトピー性角結膜炎とその合併症:診断から治療まで」のタイトルで,以下の順で5名の先生方に発表していただいた。
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