書評
医療政策集中講義 医療を動かす戦略と実践
坂本 すが
1
1日本看護協会
pp.1808
発行日 2015年12月15日
Published Date 2015/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410211658
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そこはハーバード白熱教室さながらの熱気であった。講師も受講生も皆一緒になって議論する。若いナースもいればベテランのドクターもいる。どうやら医療職種だけというわけでもない。日本の大学の一般的な授業風景とは異なる世界がそこにあった。社会人向けの講座であるから,いろいろな人が集まっているのであろうが,年齢も職種も風貌も異なる人々が,何についてこれほど熱い議論を交わしているのだろうか。
東京大学公共政策大学院の医療政策教育・研究ユニットが社会活動として実施する「医療政策実践コミュニティー」。通称H-PACは,患者支援者,政策立案者,医療提供者,メディアの4つの異なる立場の者から構成される。受講生は常にミックスチームを作って,共に政策提言や事業計画書の成果物を作り上げる。
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