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ことば・ことば・ことば 英語と米語
pp.378
発行日 2015年3月15日
Published Date 2015/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410211265
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- 文献概要
「炎症の四徴」のことを病理学総論の講義で習いました。はっきりした順序は覚えていませんが,発赤,疼痛,熱発,腫脹がそれでした。日本語では覚えにくいので,これをラテン語にして,rubor,dolor,calor,tumorというと覚えやすいのだと教わりました。
語尾の韻がきれいに揃っています。「医学部の教授は偉いものだ」と感心しました。ところがあとから考えると,このラテン語云々のことはその教授が自分で発見したのではなく,病理の教室で何代も前から伝わっている話だったようです。
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