Japanese
English
特集 手術
眼窩手術
Surgery of the orbit
飯沼 巖
1
Iwao Iinuma
1
1和歌山県立医大眼科教室
1Dept. of Ophth., Wakayama Medical College
pp.1539-1543
発行日 1958年11月15日
Published Date 1958/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410206494
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I.眼窩膿瘍の手術
急性の眼窩膿瘍,とくに眼窩フレグモーネの際に,処置を誤れば,眼球はおろか生命にさえ危険のあることを銘記し,早期に眼窩切開術等の手術を行う必要がある。
近時,抗生物質の著しい進歩の結果,過度に之にたよろうとする傾向のままあることはいましむべきことであり,徒に手術の時期を失なわないよう注意する必要がある。眼窩の急性炎症が慢性炎症としてのこるときは,屡々眼窩骨壁の萎縮吸収を招来し,かかる場合に急性再発があれば,比較的容易に頭蓋腔内に炎症の進展する危険があるからである。
The methods of operation of the orbit with which the auther has usually used to perform the following orbital operation, i. e. orbital puncture, orbitotomy, operation of Kronlein, orbital exenteration and repair of the orbital cavity, are reported.
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