日本トラホーム予防協会会誌
これからの「日本トラホーム予防協会」の事業
中村 康
1,2,3,4
1国際眼科学会
2トラコーマ対策委員会
3日本トラコーマ予防協会
4W.H.0.: Membership of advesary pannel of Trachoma.
pp.948-949
発行日 1955年6月15日
Published Date 1955/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410202272
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戦時中日本トラコーマ予防協会の事業は全く窒息の状態でありましたが,中泉行正博士の御努力によつて同協会の再建が出来再び活動し得る状態になりました事は誠に喜しい事であります。オーレオマイシン,テラマイシン,其他の化学抗生物質の発見により,治療上劃期的な効果を示すようになりトラコーマの研究は一寸下火になつたようでありますが,日本国民のトラコーマ罹患率を見ますときは未だ未だ下火になつてはならないのであります。「臨床眼科」誌は其の数頁をさいてトラコーマに関する記事を毎号掲載することになりましたので読者の皆様から論文,意見,記事其他,何なりとトラコーマに関するものを頂きたいと思います。
先づ私から皆様に御願いしたい事がありますので其から申上げる事に致します。
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