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連載 つけよう! 神経眼科力・24
頭蓋内病変と神経眼科的所見
Intracranial lesion and neuro-ophthalmologic findings
橋本 雅人
1
Masato Hashimoto
1
1札幌医科大学眼科学教室
pp.254-260
発行日 2012年3月15日
Published Date 2012/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410104109
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頭蓋内病変における神経眼科の役割とは?
頭蓋内病変で生じる神経症状は多彩であり,特に眼にかかわる症状は多く眼科的評価が必要となる場合が少なくない。我々眼科医は,正確に神経眼科的所見を取り,そこから責任病巣を推定し診断につなげていくという重要な役割を担っている。
眼科的な神経症状としては,visual pathwayの障害による視覚系の問題,複視や動揺視の原因となる眼球運動系の問題,そして瞳孔障害にかかわる自律神経系の問題が挙げられる。これらの神経眼科所見を総合的に捉え,頭蓋内病変を解明していくことが神経眼科医の役目である。
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