特集 網膜硝子体診療update
Ⅳ.注目の疾患
5.その他
腫瘍性疾患
鈴木 茂伸
1
1国立がんセンター中央病院眼科
pp.384-390
発行日 2008年10月30日
Published Date 2008/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410102526
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はじめに
網膜硝子体診療に関連した腫瘍性疾患の代表は,網膜芽細胞腫,脈絡膜悪性黒色腫,脈絡膜転移癌であろう。転移癌は最近増加傾向にあり,実際に診療する機会も多いと思われる。一方で,原発腫瘍である網膜芽細胞腫,脈絡膜悪性黒色腫は年間発症が数十例と稀な疾患であり,診療の機会は限られると思われる。いずれも患者の生命に直結する重要な疾患であり,直面したときに参考になれば幸いである。
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