ことば・ことば・ことば
マゼンタ
pp.787
発行日 2003年5月15日
Published Date 2003/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410101242
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カタカナ語がまだ氾濫していなかったその昔に,最初に覚えた色の名前はカーキ色でした。「柿色」かしらと思っていたら,ペルシャ語の「泥色」khakiでした。今ではアースカラーといいますが,兵隊さんの軍服を連想するので好きではありません。
「らくだ色」のベージュbeigeは,あまり英語らしくありません。これはフランス語から入ったためで,本来は「染めていない羊毛」のことでした。
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