連載 OBSTETRIC NEWS
骨盤位妊娠の取り扱い2001年
武久 徹
1
1武久産婦人科医院
pp.594-595
発行日 2002年4月10日
Published Date 2002/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904628
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満期単胎骨盤位妊娠の経腟分娩は妊婦および産科医に大きなストレスである.骨盤位妊娠の取り扱いには異論がある.
満期骨盤位分娩に関する予定帝王切開(帝切)と予定経腟試験分娩の予後を比較した無作為対照研究は現在まで3研究のみである.そのなかの2研究は小規模研究(合計313例のみ)で,帝切が計画された場合は母体予後はより悪化するが,児の予後はより良好という結論であった(AJOG137:235,1990/AJOG146:34,1983).
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