今月の臨床 新生児外科の最前線—産科医としての必須知識
外科治療の現況と産科医へのアドバイス
3.腹・背部疾患
7)仙尾部腫瘍
伊川 廣道
1
1金沢医科大学小児外科
pp.288-290
発行日 2000年3月10日
Published Date 2000/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903965
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仙尾部奇形腫は出生直後に仙尾部に大きく突出した特異な外観でわかるタイプと乳児期になって仙尾部が腫脹・隆起してくる悪性のタイプの二つに分けられる.ほとんどの症例は前者であり,現在では超音波により出生前に診断されていることが多く,産科医による出生前管理と小児外科医との連携がきわめて重要な疾患である.
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