連載 ARTシリーズ・11
不妊症の原因はARTの成功率に影響を与えるか?
矢沢 珪二郎
1
1ハワイ大学
pp.145
発行日 2000年2月10日
Published Date 2000/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903923
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図は不妊症の原因別によるART生存出産率を比較したものである(診断についてはARTシリーズ・9の図を参照).さまざまな不妊症診断に基づく成功率には大した差異はみられず,全国平均の成功率である22.5%の周辺にある.さらに,これらの診断名は不正確な定義に基づいている可能性もあり,もし差異があったとしてもその意味は不明である.
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