連載 病院めぐり
麻田総合病院
谷本 博利
pp.69
発行日 2000年1月10日
Published Date 2000/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903901
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麻田総合病院は四国・香川県のほぼ中央,瀬戸内海に面した“讃岐うどん”と“うちわ”で有名な丸亀市にあります.本館(7階)と東館(5階)で構成され,診療科21科と救急科,臨床病理科,ICUで構成される病床数310床の総合病院です.厚生省臨床研修指定病院のほか,各科学会認定施設の指定を受け,香川県中讃地方の基幹病院として診療に携わっています.
産婦人科は久住一郎副院長,谷本博利医長,片山博子医師と広島大学産婦人科医局からの非常勤医師で診療を行っています.久住副院長は,当院産婦人科開設以来,昼夜を問わぬ超人的な勤務により,人口の少ない香川県において多くの県人がこの世に出るお手伝いをした街の人気者です.片山医師は新婚生活を犠牲にして診療に情熱を燃やしています.周産期医療は,産婦人科に加え小児科から石井禎郎医長も参加し分娩から新生児医療,さらに小児医療までを正常,異常に関わらず一貫して行える体制になっています.ただ,残念なことにNICUを持たないため,NICU管理の必要な症例に関しては国立療養所香川小児病院のご協力をいただくことで対応しています.分娩については,母親学級,両親学級への積極的な参加を促し,夫の立ち会いはもとより,親や兄弟姉妹などの家族立ち会い分娩も行っています.
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