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連載 産婦人科キーワード・13
IGF
insulin-like growth factor
米田 直人
1
1徳島大学
pp.1098
発行日 1998年8月10日
Published Date 1998/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903381
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歴史
IGFは成長ホルモンの作用を仲介し,インスリン様作用を持つペプチドであり,個体の発育・成長にきわめて重要な役割を果たしている.成長ホルモンによって体内でつくられ軟骨への硫酸塩の取り込みを促進する物質は,当初sulfation factorと呼ばれ,その後ソマトメジンの名称が用いられるようになった.一方,血中のインスリン様活性の研究から2種類のペプチドが精製され,insulin-like growth factor (IGF)Ⅰ・Ⅱと命名された.その後の研究でIGF—ⅠはソマトメジンCと一致することが明らかとなり,現在ではソマトメジンよりもIGFの名称を使用することのほうが多い.
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