今月の臨床 胎児発育のすべて―FGRから巨大児まで
原因からみた胎児発育の異常
FGRと胎盤限局性モザイク
難波 聡
1
1埼玉医科大学病院産婦人科
pp.855-860
発行日 2022年9月10日
Published Date 2022/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210775
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●妊娠高血圧症候群など他の要因を認めない特発性の胎児発育不全(FGR)のうち10〜20%に胎盤限局性モザイクが認められる.
●胎盤機能不全,胎児の片親性ダイソミー(UPD),胎児期のトリソミー細胞残存などがFGRの要因になる.
●無侵襲的出生前検査(NIPT)により胎盤限局性モザイク(CPM)症例を抽出できる可能性がある.
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