増刊号 産婦人科救急・当直対応マニュアル
Ⅱ.婦人科編
救急/時間外での対応法
性暴力被害
宮国 泰香
1
,
安達 知子
2
1東部地域病院婦人科
2母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
pp.101-105
発行日 2019年4月20日
Published Date 2019/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209660
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当直医へのコール
◉警察を介する受診では,患者の同意を得たうえで,警察が持参するキットを用いて証拠を採取する.検体は必要事項を正確に記載して,警察に保管してもらう.
◉警察に連絡を取ることなく受診した場合は,公費による費用負担などがあることを伝え,警察への届け出や性暴力・性犯罪被害者のためのワンストップ支援センターへの連絡を勧める.
◉待合場所も含めて,可能な限り他の患者と出会うことがないように,診療室に誘導する.
◉医療者の言動が被害者の心情をさらに傷つける「セカンドレイプ」と受け取られないように,言葉がけに留意する.
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