今月の臨床 婦人科腹腔鏡手術の進歩と“落とし穴”
腹腔鏡手術のピットフォール
良性疾患
1.異所性妊娠
塩田 充
1
,
佐野 力哉
1
1川崎医科大学婦人科腫瘍学教室
pp.1030-1035
発行日 2015年11月10日
Published Date 2015/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208546
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●近年では高感度妊娠検査薬と高解像度の経腟超音波検査により,破裂前での診断が可能となり,腹腔鏡手術が中心的な術式となっている.
●卵管妊娠に対して腹腔鏡手術は有用であり,開腹手術と比較して低侵襲であるといえる.また,適切な症例選択のもとで,腹腔鏡下卵管保存手術が行われている.
●腹腔鏡手術における合併症は手術難易度が上昇するに従って増加するが,どのような手術でも発症する可能性がある.
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