連載 Obstetric News
糖尿病女性の避妊
武久 徹
1
1武久レディースクリニック
pp.576-577
発行日 2015年6月10日
Published Date 2015/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208440
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ACOG PROLOG. Reproductive Endocrinology and Infertility.第7版,2015年
糖尿病のコントロール不良期間に妊娠し,妊娠を継続する場合,高度母児合併症発症のリスクが増加するため,糖尿病女性においては,HbA1cレベルが適切な場合に妊娠を考慮すべきである.しかし糖尿病女性のうち,計画的な妊娠を行っているのは50%以下であることを示す複数の研究があるにもかかわらず,ほとんどの糖尿病専門医は,効果的な避妊方法のカウンセリングは自分では不適当であると感じ,主に産婦人科医に任せている.
自分の避妊知識と使用した避妊方法に関する研究質問調査に答えた107人の糖尿病女性(平均年齢31歳 : 16〜44歳)の研究で,36%の女性は過去に何も避妊の助言を受けず,8%は糖尿病専門医から情報を得たことを思い出し,残りの女性達は一般開業医または家族計画クリニックから情報を得たと述べている.
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