増刊号 妊婦健診のすべて─週数別・大事なことを見逃さないためのチェックポイント
I 妊娠週数ごとの健診の実際
妊娠11週まで
検査の実施法
感染症検査の評価
森實 真由美
1
,
山田 秀人
1
1神戸大学大学院医学研究科外科系講座産科婦人科学分野
pp.20-25
発行日 2015年4月20日
Published Date 2015/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208336
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妊婦健診における感染症検査は感染の早期発見,早期治療,そして母子感染の予防の観点から非常に重要であり,適切なルーチン検査を適切な妊娠時期に行うことが肝要である.
『産婦人科診療ガイドライン─産科編 2014』では,妊娠初期の感染症のルーチン検査として,HBs抗原,HCV抗原,風疹抗体(HI),梅毒スクリーニング,HTLV-1抗体,HIVスクリーニングを推奨レベルAの検査として挙げている1).
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