トピックス
子宮頸癌再発の早期発見法
広井 正彦
1
1山形大学医学部産婦人科学
pp.117
発行日 1978年2月10日
Published Date 1978/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205776
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子宮頸癌の際には手術療法を行なうか放射線療法を行なうのが普通である。しかしその後の癌の再発を早期に発見するために,一定の期間定期検診を行なっているところが多いが,その診療内容も内診やスメアテストなどのほかにそれぞれの機関で可能な検査を行なっているのが現状で,一定の方法がいまだみいだされていない。
もっとも,Van Voorhis1)によれば子宮頸癌の治療後にルーチンの定期検診を行なった患者と,ルーチン検査を行なわなかった群とでは予後に差異がなかったとの報告もあり,定期検診の内容によるのか,再発癌の治療法がないのかが問題となろう。
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