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試験紙による腟カンジダ症の検出
橋口 精範
1
1獨協医科大学産科婦人科学
pp.40
発行日 1976年1月10日
Published Date 1976/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205349
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腟カンジダの検出には,単なる検鏡の他に,培地を用いての培養による方法がルーチン化されている。ところが,最近,試験紙を用いての検出法がこころみられている。
方法は,表面を覆つているセロファンフィルムをはがした試験紙の,先10mm四方のパット試験部に,滅菌水を2,3滴滴下して湿潤させ,ここに線棒で検体をぬり,密封できる透明なプラスチック袋に入れ,37℃に調整された,特別に考案されたインキュベーターに入れ,24時間インキュベートした後,試験紙に暗褐色か黒色のコロニーが生じたかどうかで判定するものである。
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