特集 新生児研究の問題点
赤血球Scoreによる新生児成熟度の判定
鳥越 正
1
Tadashi Torigoe
1
1山口大学医学部産科婦人科学教室
pp.943-948
発行日 1968年11月10日
Published Date 1968/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203956
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はじめに
新生児が未熟であるか,十分に成熟しているかによつて周産期の罹患率および死亡率が大きく左右されるので,新生児の成熟度を正しく判定することは産科学の重要な課題の一つといえる。
この問題については以前から生下時体重または在胎期間に基づいて判別されてきているが,これだけで的確な判定基準になり得ないことは第4回日本新生児学会総会パネルディスカッション「胎児の子宮内発育とその障害」(昭43.7.東京)の席上で各講師によつて明らかにされたところである。
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