特集 子宮癌診療を検討する
2 子宮癌根治手術の普遍化とその実施要領—峻厳手術と温柔手術と
安藤 畫一
1
1慶応大学
pp.675-678
発行日 1964年9月10日
Published Date 1964/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203115
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
まえがき,本誌第18巻第3号から第5号までの3回にわたる質疑欄の「子宮癌診療」に対して,多数の諸君から貴重な見解が発表された。私はその質疑事項の一部たる根治手術だけに関し,平素—と云うよりも約30年以来—の信念を無遠慮に披歴することとした。一見は学術の進化に追従しない偏屈心とも思われるが,虚飾しない本心であるので,識者反省の資ともなれば幸甚である。
Copyright © 1964, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.