Japanese
English
実験的研究
非妊・妊娠・授乳各期に於けるウサギ臓器Alkaline Phosphomonoesteraseに対する諸種物質の影響について
On the influence of various substances on the alkaline phosphomonoesterase of organs during the gestation of rabbits
藤井 久四郎
1
,
加藤 宏一
1
,
神山 善三
1
,
大条 景一郎
1
,
西 望
1
Kyushiro Fujii
1
1東京医科歯科大学産婦人科教室
pp.131-134
発行日 1959年2月10日
Published Date 1959/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201901
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緒言
アミノ酸によるAlkaline Phosphomonoes-teraseの賦活並に阻害様式の報告1)2)3)は,数多くあり,赤松4),麻生5)により理論的に解析せられた。更に麻生6)は,Dipeptide,Tripeptideがアミノ酸と同様此の酸素に対し賦活作用がある事を認めた。此のTripeptideの賦活作用の実験で,より高次のPolypeptideとして,CaseinによるApo—酵素活性能を検している。其の結果,Caseinは賦活性能極めて弱く,且つその作用機序の説明は不能であると述べている。われわれは乳汁分泌とAlkaline Phosphomonoeste-raseとの関係を追及するため,このCaseinの影響をウサギ各臓器Phosphataseについて検べた。更に同じ高分子蛋白質として,Prolactin,Albumin等の影響を検べたので報告する。
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