Japanese
English
症例研究
子宮腟部筋腫の1例
A case of portio myoma
竹村 幸子
1
Yukiko Takemura
1
1国立東京第一病院産婦人科
pp.677-679
発行日 1957年10月10日
Published Date 1957/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201616
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緒言
子宮筋腫の大部分は子宮体部に発生し,頚部殊に子宮腟部に発生するものは極めて稀である。1778年Smellieがはじめて報告してよりVorbeck(23例),Kolb (29例),Gueissatz (101例)その他により報告並びに文献的考察がなされており,本邦でも既に60例余が数えられ,中60例は伊藤により統計的観察も行われているが,その発生は全子宮筋腫の僅か1%以下にすぎない。私は最近当科において,子宮腟部前唇より発生した小手挙大の1例を経験したので,ここに追加報告する。
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