症例研究
痕跡的両側子宮の1例—Uterus rudimenterius solidus
山崎 銳一
1
,
大原 勲
1
,
長谷部 尚
1
1都立墨田病院産婦人科
pp.45-47
発行日 1953年1月10日
Published Date 1953/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200776
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
緒言
婦人の性器畸形はMuellerの管の発展経過中にその発育抑制又は障碍が生じ多種多樣の奇形が生ずるものである。私達は内診所見により子宮缺捐症とみられる患者を手術して,骨盤壁に附着して両側に腟と全く連絡のない高度の痕跡的子宮と卵管を組織学的に検索確定し得たのでここに報告する次第である。
Copyright © 1953, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.