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妊婦に發生せる兩側外陰部血腫の稀有なる一例
加々美 孝
1
,
邨瀨 淸
1
,
水野 高平
1
1名古屋帝國大學醫學部産科婦人科教室
pp.204-207
発行日 1947年8月1日
Published Date 1947/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200099
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1.緒言
外陰部血腫は妊娠分娩或は外傷等と關係あるものとして本邦に於ても數多報告せられたるも,其の大部分は分娩及産褥時のものにして,妊娠中に發生せる外陰部血腫は外國に於て10數例,本邦に於ては昭和12年12月名古屋醫科大學山原,伊藤兩先輩が,「臨牀産科婦人科」に綜説的に報告發表せられた唯1例を見るのみなり。余等は最近當教室に於て36歳の初妊婦に發生せる兩側外陰部血腫の1例に遭遇せるを以て追加報告せんとす。
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