今月の臨床 子宮内膜症治療の未来図
発症機序からみた予防・治療戦略
1.子宮内膜症発生機序としての胎児期子宮内膜症発生説
小林 浩
1
1奈良県立医科大学産婦人科
pp.1150-1156
発行日 2014年12月10日
Published Date 2014/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200050
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●子宮内膜症の新しい発生機序として,脱落膜化遺伝子がメチル化されることにより胎児子宮の脱落膜化機構に影響を及ぼす胎児期子宮内膜症発生説を提唱する.
●月経血逆流,化生による内膜症から明細胞腺癌,類内膜腺癌が発生する.
●子宮内膜症を発生させないため,月経困難症のうちからホルモン治療を開始する.
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