今月の臨床 いま注目されている 早発卵巣不全(POI)
POIとがん化学療法
古井 辰郎
1
,
竹中 基記
1
,
寺澤 恵子
1
,
山本 晃央
1
,
牧野 弘
1
,
森重 健一郎
1
1岐阜大学大学院医学系研究科産科婦人科学分野
pp.876-883
発行日 2014年9月10日
Published Date 2014/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103873
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●がん治療の進歩による若年がん患者の長期予後の改善により,いわゆるがんサバイバーの妊孕性をはじめとした生殖機能低下に対しても注意が払われるようになってきた.
●抗悪性腫瘍薬の卵巣毒性は,治療時の患者年齢,治療の種類,治療期間,総累積投与量,投与および個人の特質に依存する.
●若年がん患者のがん治療後の生殖機能低下の問題には,がん診療と生殖医療の密な連携によって対処することが必要である.
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.