オフィス ギネコロジー 女性のプライマリ・ケア
VII 更年期・老年期
全身性疾患
脂質異常症
若槻 明彦
1
1愛知医科大学産婦人科
pp.284-288
発行日 2012年4月20日
Published Date 2012/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102990
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◆閉経後に高コレステロール血症,高中性脂肪血症,低HDL-C血症の頻度が増加する.
◆女性の脂質異常症は冠動脈疾患の発症と密接な関連がある.
◆脂質異常症の診断には12時間以上の絶食後に採血し,総コレステロール,HDL-C,中性脂肪を測定し,LDL-Cはfriedewaldの式から計算する.
◆高LDL-C血症に対するスタチン投与は55歳以上での有用性が示されている.
◆経皮のホルモン補充療法は心筋梗塞の発症リスクを低下させる可能性がある.
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