今月の臨床 異所性妊娠
診断と治療の実際
2.間質部妊娠
鈴木 聡
1
,
添田 周
1
,
高橋 秀憲
1
,
藤森 敬也
1
1福島県立医科大学産婦人科
pp.1103-11007
発行日 2010年7月10日
Published Date 2010/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102427
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はじめに
卵管間質部妊娠(以降間質部妊娠)は全卵管妊娠の約2~2.5%と比較的稀な疾患であるとされてきた.しかし,近年生殖補助医療技術(assisted reproductive technology : ART)の普及や性感染症(sexually transmitted diseases : STD)の増加に伴いその発生頻度は増加傾向にある.近年は経腟超音波診断装置の普及に伴い早期診断がなされ,治療も腹腔鏡下手術や薬物療法が主流となっている.ここでは自験例を呈示しながら,間質部妊娠の診断,治療,管理について述べる.
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