今月の臨床 周産期医療の崩壊を防ごう
産科医師の勤務状況
平原 史樹
1
,
石川 浩史
2
,
宮城 悦子
1
,
奥田 美加
2
,
遠藤 方哉
1
,
榊原 秀也
1
,
高橋 恒男
2
1横浜市立大学医学部産婦人科
2横浜市立大学附属市民総合医療センター母子医療センター
pp.215-217
発行日 2007年3月10日
Published Date 2007/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101131
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はじめに
医学生,研修医の多数が産婦人科に対して「訴訟,逮捕のリスク,不規則な仕事,仕事の辛さと収入の不均衡」という印象を持ち,志を持ちながらも,専門医研修を避け,現在働いている産婦人科専門医もとりわけリスクの高い産科(分娩)診療から遠ざかるという,未曾有の医師不足の事態に陥っている.本稿では,勤務医師の労働環境の視点からその問題点と打開に向けた検討策を論じることとする.
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