連載 知っていると役立つ婦人科病理・58
What is your diagnosis ?
小川 史洋
1
,
廣瀬 隆則
1
,
石原 理
2
,
清水 道生
1
1埼玉医科大学病理学教室
2埼玉医科大学産婦人科学教室
pp.631-633
発行日 2004年5月10日
Published Date 2004/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100526
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症例 : 21歳,女性
1年ほど前より,外陰部に小腫瘤が出現し,出血もみられたが放置していた.その後,腫瘤が増大し疼痛も加わり,生検が施行された.肉眼的には外陰部に6×4 cm大の腫瘍を認め,表面には潰瘍を伴っていた.Fig 1,2はその生検材料の組織像(HE染色)である.なお腫瘍細胞は,免疫組織染色でcytokeratin,EMA,CD34,vimentinがいずれも陽性で,S─100蛋白,HMB─45は陰性であった.
1.病理診断は何か.
2.鑑別すべき疾患は何か.
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