Japanese
English
手術手技 私のくふう
血管柄付き肋骨による脊椎Anterior Strut Bone Grafting
Anterior Strut Bone Grafting of the Spine Using Vascular Pedicle Rib
大谷 清
1
,
宮本 達也
1
,
根元 健二
1
,
塚原 茂
1
,
吉田 宗人
1
,
中井 定明
1
,
柴崎 啓一
1
,
相原 忠彦
2
Kiyoshi Otani
1
1国立療養所村山病院整形外科
2杏林大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, National Murayama Hospital
キーワード:
支柱骨移植
,
strut bone graft
,
血管柄付き肋骨
,
vascular pedicle rib
,
脊椎
,
spine
Keyword:
支柱骨移植
,
strut bone graft
,
血管柄付き肋骨
,
vascular pedicle rib
,
脊椎
,
spine
pp.593-599
発行日 1986年5月25日
Published Date 1986/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907417
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抄録:我々は主として脊柱後彎,後側彎の矯正・固定術に移植骨として遊離腓骨を用いてきた.その30余例をfollow upしたところ,約10cmの腓骨が完全に生着するには約2年を要することが解った.Strut boneがより早く生着して,外固定期間を短縮するためには血管柄付き肋骨の使用がすぐれていると考え,追試してみた.本法はBradford(1980)が報告し,以後諸家によってすぐれた成績が報告されている.我々は現在まで胸椎カリエス3例,胸腰椎部骨折2例,胸椎化膿性骨髄炎1例の計6例に本法を行い,経過は良好である.
本法は手技的に容易であり,手術侵襲も軽く,推奨できる手術である.
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