症例検討会 骨・軟部腫瘍11例
症例2—背部軟部腫瘍
板橋 正幸
1
,
廣田 映五
1
,
山道 昇
1
,
福間 久俊
2
,
別府 保男
2
,
西川 耕平
2
1国立がんセンター病理
2国立がんセンター整形外科
pp.265-268
発行日 1983年3月25日
Published Date 1983/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906699
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症例は,43歳,男性,1980年暮れ,左上背部腫脹と疼痛に気付き,1981年8月某院にて切除術を受けた.当時手術所見では,腫瘍は7cm大一部偽被膜を有し,皮下組織からは剥離容易,深部は僧帽筋筋膜と癒着していたとの事である.その組織診では悪性腫瘍,線維肉腫疑いとされた.術後放射線治療を施行したが,2ヵ月後,腫瘍は局所再発,1982年2月当院にて再腫瘍切除術を行った.
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