Japanese
English
臨床経験
McBride法施行後に生じた内反母趾の治療
Treatment of acquired hallux varus after McBride's operation
君塚 葵
1
,
宮永 豊
1
,
黒川 高秀
1
,
田川 宏
1
,
高橋 定雄
2
,
中嶋 寛之
2
,
鈴木 勝己
3
Mamori KIMIZUKA
1
1東京大学医学部整形外科学教室
2関東労災病院整形外科
3産業医科大学整形外科学教室
1Dept. of orthop. surg., faculty of medicine, university of Tokyo
キーワード:
外反母趾
,
hallux valgus
,
McBride's operation
,
過矯正
,
overcorrection
Keyword:
外反母趾
,
hallux valgus
,
McBride's operation
,
過矯正
,
overcorrection
pp.790-794
発行日 1980年8月25日
Published Date 1980/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906187
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150以上あるといわれる外反母趾の観血的療法のうちMcBride法は本邦で比較的よく用いられている,1928年にMcBride6)が母趾内転筋のconjoined tendonの移行により内転筋と外転筋とのバランスを獲得し,外側種子骨の摘出により前足部の横径を小さくして外反母趾を矯正しようとした方法である.その後の経験から1935年7)に短母趾屈筋の外側頭の移行は,槌趾変形を生じるので損傷しないようにすることと外側種子骨の摘出の適応の制限を追加している.
当科でも昭和34年以降,主として本法を用いてきたが,過矯正のために生じた内反母趾を4例5別経験し,4趾に観血的治療を施行したので報告する.
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