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特集 外反母趾診療ガイドライン改訂 外反母趾治療のトレンドを知る
外反母趾の疫学,病態,診断
Epidemiology, Pathology, and Diagnosis of Hallux Valgus
窪田 誠
1
Makoto KUBOTA
1
1東京慈恵会医科大学葛飾医療センター整形外科
1Department of Orthopedics, The Jikei University Katsushika Medical Center
キーワード:
外反母趾
,
hallux valgus
,
病態
,
pathology
,
診断
,
diagnosis
,
疫学
,
epidemiology
Keyword:
外反母趾
,
hallux valgus
,
病態
,
pathology
,
診断
,
diagnosis
,
疫学
,
epidemiology
pp.137-143
発行日 2023年2月25日
Published Date 2023/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202552
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外反母趾の疫学,病態,診断について概説した.外反母趾は非常に有病率が高く,65歳以上では,全体で30〜40%,女性では35〜50%,男性でも20%程度とされている.近年,外反母趾に関する3次元的な病態の解明が進み,第1足根中足関節でのhypermobility,第1中足骨頭の回旋,種子骨の外側偏位などが特に注目されている.評価法は,本邦ではJSSFスケール,SAFE-Qが広く用いられている.臨床の現場では,これらの基本的事項について外反母趾患者に正しく伝える必要がある.
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