カンファレンス
四肢腫瘍—これはなんでしょう(26)
鳥山 貞宣
1
,
骨腫瘍症例検討会
1日大整形
pp.749-754
発行日 1974年9月25日
Published Date 1974/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905046
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27歳男性の全身性骨欠損像
A 患者は27歳の男性で職業は運転手です.48年1月走つたりすると,痛みが右の足関節部に生じ3月頃になると,正坐が不能になつたが自発痛はなかつたそうです.
48年の8月に自動車同士の交通事故にあい乗車していて足をふん張つたとたんに,右の足関節部に痛みを生じました,某医で受診した結果,右足関節に近い下腿骨折ということで,ギプス固定をしました.2ヵ月経ち48年の10月もう一度写真を撮つたところ,そこに腫瘍様の陰影を認めたということで,骨肉腫の疑いをもつて,国立栃木病院へ紹介されて来院,11月24日入院しました.
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