臨床経験
若年者にみられる手袋状筋萎縮症の4例
岡田 守功
1
,
中村 卓
1
Morikatsu OKADA
1
1中部労災病院整形外科
pp.223-226
発行日 1969年3月25日
Published Date 1969/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904053
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1959年平山ら1,2)はMotor Neuron Diseaseと思われる疾患中,筋萎縮性側索硬化症,脊髄性進行性筋萎縮症に類似しているが,臨床上これらの疾患と種々の点で異なる筋萎縮症12例を経験し,若年性一側性筋萎縮症として報告した.以来,安藤3,4),室5)らの報告があり,安藤らは同様の筋萎縮が下腿にもおこり得るとして,これらを総括し「主として若年者にみられる手袋状及び長靴下状の筋萎縮症」と命名した.
われわれも中部労災病院整形外科においてこれと思われる4症例を経験したのでここに報告し考按を加えた.
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