整形外科philosophy
良き整形外科医となるために―卒後教育の重要性と若い医師たちへの助言
榊田 喜三郎
1,2
1京都府立医科大学
2近江八幡市民病院
pp.343-346
発行日 1999年3月25日
Published Date 1999/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902666
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
私は昭和27年京府医大を卒業後,順大付属医院でインターンとして医師のスタートを切った.その後,慶大整形外科で岩原寅猪教授に師事して学位を取得,昭和35年に1年間のアメリカ留学(UCSF)を経て,東邦大に移り西新助教授に師事した.昭和43年母校に帰って諸富武文教授の助教授を務め,昭和52年より整形外科講座を担当,平成元年定年退職後滋賀県近江八幡市民病院長を5年間勤めて退職した.
今日までの45年間に亘る永い整形外科医としての生活を振り返って,私自身「良き整形外科医」であったとの自負はないが,その大半を大学での教育職で過ごした経験を通し,整形外科で研修を始めた若い医師の方々に少しでも参考になればと思い筆を執った.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.