Japanese
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シンポジウム 日本における新しい人工膝関節の開発
Bisurface knee(KU型)の開発
Development of Bisurface Type Knee which Has a Surface for Supporting Function and a Surface for Flexion Function
上尾 豊二
1
Toyoji Ueo
1
1玉造厚生年金病院
1Tamatsukuri Koseinenkin Hospital
キーワード:
Bisurface type knee
,
二界面型膝人工関節
,
total knee arthroplasty
,
人工膝関節
,
KU knee
,
KU型膝
Keyword:
Bisurface type knee
,
二界面型膝人工関節
,
total knee arthroplasty
,
人工膝関節
,
KU knee
,
KU型膝
pp.157-163
発行日 1999年2月25日
Published Date 1999/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902635
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要旨:今日,老人,障害者のQOLの向上が命題であり,人工関節の可動域増加が求められる.膝関節の大腿・𦙾骨界面を二面に分離して屈曲機能を独立させることで,屈曲角度の大きい膝関節の開発をめざした.屈曲を目的とした副関節を後方中央に位置づけることにより,膝屈曲時の大腿骨のroll backに併せ下腿の回旋運動が得られる.プロトタイプを作成しその妥当性を生体で検定するために,実際の手術に際してモデル関節を挿入し,機能を検討して順次修正を加えた.完成した関節をBisurface knee(KU型)と名づけた.摺動面の材質はアルミナセラミック,高密度ポリエチレンの組み合わせである.345関節での成績は術前123.2°が術後131.8°に有意に改善し,術前屈曲が137°以下であれば術後の屈曲は術前に優る可能性が強い.術後約1カ月でほぼ正座が可能な症例は手術症例の17%であった.
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