Japanese
English
論述
変形性膝関節症と退行性腰椎疾患合併例(仮称:Knee-Spine syndrome)の実態調査
Clinical Study for Knee-Spine Syndrome
長総 義弘
1
,
菊地 臣一
1
,
荒井 至
1
Yoshihiro Nagaosa
1
1福島県立医科大学整形外科
1Departmeht of Orthopaedic Surgery, Fukushima Medical College
キーワード:
knee osteoarthritis
,
変形性膝関節症
,
degenerative lumbar spine disease
,
退行性腰椎疾患
,
alignment
,
アライメント
Keyword:
knee osteoarthritis
,
変形性膝関節症
,
degenerative lumbar spine disease
,
退行性腰椎疾患
,
alignment
,
アライメント
pp.1271-1275
発行日 1998年11月25日
Published Date 1998/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902563
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抄録:変形性膝関節症と退行性腰椎疾患の合併例のX線学的特徴について調査した.ある2カ月間に当科外来を受診した症例で,変形性膝関節症,または退行性腰椎疾患,またはその両者を有する症例328例(男性58例,女性270例)について検討した.3群の腰椎と膝関節立位単純X線像について比較検討した.両者を有する症例は,他2群に比べ,腰椎では骨萎縮が高度で,腰椎前弯が減少しており,膝関節では関節症性変化が進行していた.腰椎と膝関節はともに荷重関節として重要な役割を有している.腰椎と膝関節にみられる矢状面でのアライメント変化が,各々の病態に影響を与えている可能性が考えられる.
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