Japanese
English
論述
先天性内反足治療例における舟状骨の経年的変化について
The Growth of Navicular Bone in Congenital Clubfoot
早船 佳文
1
,
青木 治人
1
,
南郷 明徳
1
,
早船 徳子
1
,
富永 泰弘
1
,
森 英亮
1
,
三好 邦達
1
Yoshifumi Hayafune
1
1聖マリアンナ医科大学整形外科学教室
1Department of Orthopedic Surgery, St, Marianna University School of Medecine
キーワード:
内反足
,
clubfoot
,
舟状骨
,
navicular bone
,
骨化核
,
center of ossification
Keyword:
内反足
,
clubfoot
,
舟状骨
,
navicular bone
,
骨化核
,
center of ossification
pp.909-912
発行日 1995年8月25日
Published Date 1995/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901690
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抄録:先天性内反足の足根骨の骨核出現時期および発育の遅延はよく知られている.しかし舟状骨の経年的変化について述べたものは少ない.
筆者らは,内反足治療例34例46足の約3カ月間隔の一連の背底方向単純X線写真を基に舟状骨の骨核出現時期・経年的変化を調査した.初めて舟状骨骨核の確認できた時を舟状骨骨核出現時期とした.また,舟状骨の骨核面積の経年的変化を調査するために,6歳時,9歳時,12歳時における背底方向X線写真上の舟状骨の骨核面積を自動画像解析装置を用いて計測した.骨核出現時期は患側平均59.7カ月,対照平均38.6カ月,と患側では有意に遅延していた.骨核出現時期と臨床経過,臨床成績とは明らかな関連は認められなかった.舟状骨骨核面積は6歳時,9歳時においては対照と比較し有意に小さい値となったが,12歳時においては有意差を認めなかった.また,片側例のみにおいて患側と健側とを比較したが同様の結果であった.
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