Japanese
English
検査法
MRIによる軟部腫瘍の鑑別および質的診断の試み
Soft Tissue Tumors Diagnosis Using MR Images
横山 庫一郎
1,2
,
篠原 典夫
1
,
近藤 正一
1
,
真島 龍興
1
,
達城 大
1
,
国東 芳顕
1
,
山田 久方
1
Kouichirou Yokoyama
1,2
1国立福岡中央病院整形外科
2国立病院九州医療センター
1Division of Orthopedic Surgery, National Fukuoka Central Hospital
キーワード:
磁気共鳴画像
,
MRI
,
軟部腫瘍
,
soft tissue neoplasms
,
診断
,
diagnosis
Keyword:
磁気共鳴画像
,
MRI
,
軟部腫瘍
,
soft tissue neoplasms
,
診断
,
diagnosis
pp.1343-1347
発行日 1994年12月25日
Published Date 1994/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901517
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抄録:軟部腫瘍55例のMRI像から腫瘍の質的(組織学的)診断を試みた.特異的所見があって組織診断できたという腫瘍はないが,発生部位,年齢,大きさ,その他の臨床的事項を加味することによって,いくつかの鑑別すべき腫瘍を好発部位年齢別の発生頻度の順に挙げることができるので,MRI所見が考え得る組織像と矛盾するものを除外していくことで,ある程度質的な推測が可能と思われた.成熟脂肪はTIT2でともに高信号であるので成熟脂肪を含む腫瘍の診断的価値がある.細胞密度の高い腫瘍,水分を多く含む粘液性腫瘍はT2で高信号であることが鑑別診断に有用であった.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.