Japanese
English
臨床経験
歩行中に発症した前脛骨筋腱皮下断裂の1例
A Case of Subcutaneous Rupture of Tibialis Anterior Tendon while Walking
綿谷 勝博
1
,
水野 謙
1
,
大槻 高弘
1
,
右近 良治
1
Katsuhiro Watatani
1
1八尾市立病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Yao City Hospital
キーワード:
前脛骨筋腱
,
tibialis anterior tendon
,
皮下断裂
,
subcutaneous rupture
,
変性
,
degenerative change
Keyword:
前脛骨筋腱
,
tibialis anterior tendon
,
皮下断裂
,
subcutaneous rupture
,
変性
,
degenerative change
pp.999-1001
発行日 1991年8月25日
Published Date 1991/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900417
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抄録:介達外力による前脛骨筋腱皮下断裂の報告例は極めて少なく,しかも診断を下すのに難渋する場合も多い.また,発症年齢も高年齢層であるため,加齢による腱の変性が背景にあることが多い.このため治療として,腱移行を中心とした再建術が行われるべきであるが,端々縫合を行うのみの報告例も見られる.
今回,我々は,歩行中に受傷し,直ちに前脛骨筋腱皮下断裂と診断し,端々縫合と装具療法を用いることにより術後約4ヵ月で日常生活に復帰した症例を経験した.
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