Japanese
English
特集 変形性関節症に対するBiologics
脂肪由来幹細胞の臨床成績
Clinical Outcomes of Novel Treatments Utilizing Adipose-Derived Stem Cells for Osteoarthritis
傍島 聰
1
,
岩畔 英樹
1,2
,
原田 雄輔
1
Satoshi SOBAJIMA
1
,
Hideki IWAGURO
1,2
,
Yusuke HARADA
1
1医療法人再生会そばじまクリニック
2金沢医科大学病院再生医療センター
1Incorporated Medical Institution Saiseikai Sobajima Clinic
2Regenerative Medicine Center, Kanazawa Medical University Hospital
キーワード:
間質血管分画細胞群
,
stromal vascular fraction
,
SVF
,
脂肪由来幹細胞
,
adipose-derived stem cell
,
ADSC
Keyword:
間質血管分画細胞群
,
stromal vascular fraction
,
SVF
,
脂肪由来幹細胞
,
adipose-derived stem cell
,
ADSC
pp.1115-1120
発行日 2024年9月25日
Published Date 2024/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408203101
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脂肪由来幹細胞(以下,脂肪幹細胞)を用いた変形性関節症治療は,温存療法,手術療法に並ぶ第三の選択肢として広がりをみせている.脂肪幹細胞はその製造方法によってフレッシュ細胞と培養細胞に大別される.それぞれ異なる特徴を有しており,いずれも変形性関節症に対して有意な改善効果を認めている.また,それぞれの特徴を活かして使い分けることにより,患者に合わせた治療戦略を構築することが可能である.既存の温存療法とこれらのバイオロジクス治療を組み合わせた「積極的温存療法」により,より効果的な治療につながることが期待される.
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