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特集 整形外科ロボット支援手術
股関節編
—ロボティック・アーム手術支援システムを用いた,人工股関節全置換術の実際—Mako®によるロボット支援THA
Robotic-Assisted Hip Arthroplasty Using the Mako® Robotics System
佐藤 敦子
1
,
松原 正明
1
Atsuko SATO
1
,
Masaaki MATSUBARA
1
1公益財団法人日産厚生会玉川病院整形外科・股関節センター
1Institute for Adult Hip Reconstruction, Department of Orthopaedic Surgery, Nissan Tamagawa Hospital
キーワード:
Mako®ロボティック・アーム支援システム
,
Mako® robotic arm assisted system
,
人工股関節全置換術
,
total hip arthroplasty
,
THA
,
セミアクティブ型手術支援ロボット
,
semi-active robot
Keyword:
Mako®ロボティック・アーム支援システム
,
Mako® robotic arm assisted system
,
人工股関節全置換術
,
total hip arthroplasty
,
THA
,
セミアクティブ型手術支援ロボット
,
semi-active robot
pp.947-955
発行日 2022年8月25日
Published Date 2022/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202409
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Mako®ロボティック・アーム支援システムはCT画像をもとにした術前計画に従って大腿骨の位置情報と正確な臼蓋リーミングならびにカップ設置を制御するセミアクティブ・システムである.2021年末にVer.4.0となり,カップの設置精度誤差は角度1.3°,位置1.3mm程度と高精度の設置ができるだけでなく,大腿骨側のレジストレーションを行うことで,頚部骨切り高位の決定やステム前捻角,脚長・オフセットの変化も術中にリアルタイムに認識できるようになった.さらに術前計画では事前にインピンジの有無の確認や骨盤の前後傾についても考慮できるようになっており,今後長期経過を見ていく必要はあるものの,短期的には良好な成績が報告されており,安全で質の高い手術を提供する有効な手術支援ツールである.
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