Japanese
English
特集 女性アスリートの運動器障害—悩みに答える
女性アスリートの外傷・障害—競技種目特性も踏まえて
Sports Injuries of Female Athletes:In Light of Characteristics of Competitive Sports
半谷 美夏
1
Mika HANGAI
1
1国立スポーツ科学センタースポーツメディカルセンター整形外科
1Department of orthopaedic surgery, Sports Medical Center, Japan Institute of Sports Sciences
キーワード:
女性アスリート
,
female athletes
,
競技種目
,
competitive sports
,
スポーツ外傷・障害
,
sports injuries
Keyword:
女性アスリート
,
female athletes
,
競技種目
,
competitive sports
,
スポーツ外傷・障害
,
sports injuries
pp.1291-1296
発行日 2020年12月25日
Published Date 2020/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201858
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
国際総合競技大会期間中の外傷・障害発生割合に明らかな性差は認めなかった.しかし,本邦の代表選手や候補選手のメディカルチェック時の外傷・障害保有割合は女性のほうが高率で,その性差は競技種目により異なっていた.また,国立スポーツ科学センターの診療においては,前十字靱帯損傷や疲労骨折は女性で受診割合が高かったが,男性が高率な競技種目もあり,腰椎分離症は男性のほうが高率だった.女性アスリートをサポートする際には基本的な女性アスリートの特徴を理解した上で,アスリート個人の状況を把握して対応する必要がある.
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.