増大号特集 臨床整形超音波学—エコー新時代、到来。
3 ネクストステップ〈慣れてきたら困ること〉
11 エコーがあればすべてがわかる!?
中瀬 順介
1
,
土屋 弘行
1
Junsuke NAKASE
1
,
Hiroyuki TSUCHIYA
1
1金沢大学整形外科
pp.547-552
発行日 2020年5月25日
Published Date 2020/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201680
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POINT
★エコーはいくつかある診療サポートツールの1つであり,万能ではない.ツールの利点と欠点を理解し,使い分ける能力が求められている.
★骨皮質は超音波をほとんど反射してしまうため,皮質骨の後方は,音響陰影のため無エコー像となり,骨内部を観察することはできない.
★高分解能の画像を得るためには周波数は高いほうが有利であるが,その一方で周波数が高くなるほど媒質に深く伝搬できなくなる減衰という特性があり,深部の観察には不向きになる.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年12月末まで)。
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