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誌上シンポジウム 生物学的製剤が与えた関節リウマチの病態・治療の変化
関節リウマチ診断はこうなった―治療効果の最大化と関節破壊進行の抑制のために
For Maximization of the Curative Effect and the Suppression of the Joint Destruction Progress
川人 豊
1
Yutaka KAWAHITO
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科免疫内科学講座/膠原病・リウマチ・アレルギー内科
1Department of Inflammation & Immunology, Kyoto Prefectural University of Medicine Graduate School of Medical Science
キーワード:
関節リウマチ
,
rheumatoid arthritis
,
新分類基準
,
new classification criteria
,
早期診断
,
early diagnosis
Keyword:
関節リウマチ
,
rheumatoid arthritis
,
新分類基準
,
new classification criteria
,
早期診断
,
early diagnosis
pp.793-798
発行日 2011年9月25日
Published Date 2011/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102095
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臨床的寛解をめざすことが,関節リウマチの現実の日常診療の治療目標となっている.ヨーロッパとアメリカリウマチ学会から関節リウマチの分類基準も20年ぶりに改定され,さらに骨破壊のない構造的寛解,ADL低下のない機能的寛解を目指す新寛解基準も発表された.臨床的寛解を達成するために必要な治療戦略は,新しい分類基準を用い,早期診断し適切な治療を行うことに尽きる.本稿では,この新分類基準の策定背景を考察しながら本基準の要点を紹介し,様々な問題点と活用法について日常診療に応用できることを目的として解説する.
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