麻酔の基本戦略・13
周術期管理:危機の回避(3)—呼吸器系のトラブル(3):誤嚥
稲田 英一
1
Eiichi INADA
1
1新葛飾病院麻酔科
pp.1260-1263
発行日 2001年9月20日
Published Date 2001/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904577
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目標
1.誤嚥を起こしやすい患者について理解する.
2.誤嚥の予防処置について理解する.
3.誤嚥を起こした場合の処置について理解する.
今回は誤嚥を起こしやすい患者に対する予防対処と,もし誤嚥を起こした場合の処置について述べる.麻酔中の誤嚥の頻度については大規模な調査がいくつも行われている.臨床的に明らかな誤嚥の頻度は1万例につき1.7〜4.7例程度と報告されている.
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